1.8MHz アンテナ完成!!!! 初QSO!!!! やった~!!


上の写真のコモンモード・フィルターを入れているのは、ダイソーのタッパーを流用(3個100円税別)、その上の延長コイルのボビンはダイソーのドリンク・ボトル400ml。コイルのワイヤーは、ダイソーのアルミ線1.0mmx18.8mを使った。写真上に伸びている黒い被覆線が5.11mのラジエーター、左に伸びているのが31.52mのカウンターポイズ

ずっと懸案だった1.8MHzのアンテナが完成した!
この前の超短縮ダイポール・アンテナは、調整を追い込めなくて断念。

そこで、次の案として先週から準備をしていたのは、マイクロ・バート・アンテナ。
コブラアンテナに似てる気もするけど、マイクロ・バート・アンテナと呼ぶらしい。

ドイツのDL7PE Juergen Schaeferさんが考案したとのこと。
特許を取得してるらしいけれど、ビジネス用途でなければ自由に使ってよいらしい。まぁ、ちょっと思うところはあるけど、彼のアイデアを使わせていただいた。THANK UUUU!!!!(敬意をこめて)

さて、オリジナルは、「短いラジエーターに延長コイル + カウンターポイズ」という構成。
興味深いのは、カウンターポイズとして、同軸ケーブルの外被を使う。
そして、そのカウンターポイズとして使っている同軸ケーブルは、そのまま給電用の同軸ケーブルを使っている。
カウンターポイズと給電用ラインは1本の同軸ケーブルってところが売り?

カウンターポイズ用の同軸ケーブルと、任意長の同軸ケーブルの区切りは、コモンモード・フィルターで高周波的に切り離している。

日本の方で詳しく説明されている方がいるので、詳細は、そのサイトで。(ググれば1番で出てくるハズ)

さらにマイクロ・バート・アンテナを紹介している日本語サイトは、他にもいくつかあって、それらもじっくり読んで勉強させていただいた。Thanks!!!

いろいろなパターンがあるらしい。典型的な計算値では、
1.84MHzの場合、ラジエーターは5.11m + 延長コイル。
カウンターポイズは31.52m必要らしい。

えぇぇ。結構もったいなくない? 同軸ケーブルって高いよね。って思った。(せこいなぁ > 自分)
しかも31mちょいの長さだと、そこそこ重量もあるだろうし。取り回しが面倒そう。

ってことで、カウンターポイズは同軸ケーブルを使わないでワイヤーで張ることにしてみた。
「たぶんやれそうだな。」と思って、さらに資料を探してみたら、分離型として紹介している記事が見つかった。おぉぉぉ!

160mbの草分け的な大OMさんが無線雑誌に記事を執筆していたのを知り、たまたま持っていた知り合いに記事を見せてもらった。もうね、ガン見しっぱなし。

なるほど。デュアルバンド仕立てだけれど、考え方は一緒。
記事は、3.5MHzと7MHzだけれど、自分は1.840MHzのモノバンドに置き換えて実験してみた。
※大いに参考になりました。結局、このOMの記事と、計算サイトの計算値が私の場合はベースになった。MMANAも超参考になった。話はちょっとそれるけど、もうね、このMMANAはアンテナ工作になくてはならないツールさー!

狭い敷地で31mちょいのワイヤーを張るのって、すごいパズル的。(うちの場合)
1.5日かかって、なんとか張ってみた。
最初の日は、カウンターポイズを支えるための木の棒(追加用の2.4mの2×4材)に塗装(ステイン)した。
その後、乾燥待ち!

それを屋根の上などに立てて、カウンターポイズを張った。

計算サイトがあって、利用させていただいた。
https://lowreal.net/2013/microvert/
計算結果がMMANAとちょっとちがったりするけど誤差かな?
まぁいいや、実際にやってみよう!

今回のターゲット1.84MHz(FT8)だと、
エレメントが5.11m
延長コイルは、6.6mmφ(ダイソーでゲットしたドリンク・ボトル400ml流用)で、
98回巻。コイル用ワイヤーの長さは、18.4m
カウンターポイズは、31.52m
っていいうのが計算値。

使った材料
ラジエーター5.11m シリコン被覆線(カウンターポイズに使ったアルミ線が余ったのでアルミ線を使えばよかったかも)
延長コイル用ボビン ドリンク・ボトル400ml(ダイソー)
延長コイル用ワイヤー 1.0mmアルミ線(ダイソー) ×1
カウンターポイズ用ワイヤー 1.0mmアルミ線(ダイソー)×2


延長コイルのボビンに使ったドリンク・ボトル400ml(ダイソー)

ほかに、トロイダルコアFT240-43、給電部までの同軸ケーブルなど


コモンモード・フィルターは、以前作ったものを流用。

 

ラジエーターと延長コイルができたところで、ざっくり測定してみたら、いい感じ!!
測定結果に手ごたえを感じたので、すぐにカウンターポイズ張りに突入!

でもさ、なげーよ。カウンターポイズ。

ワイヤーを張った全体のざっくりな感じ。カウンターポイズは、上下方向で約10mの高低差がある。
まぁ、家のまわりをぐるっと回った感じ。

もうね、屋根の上のぐるっと回っても、まだカウンターポイズ用のアルミ線が残っているから、
庭に降りて、庭に植わってるネーブルの木の枝まで行ったわ。
ネーブルごめん。枝を使わせてもらった。

カウンターポイズのアルミ線は、写真右上から入ってきて、右横に抜けてる。
その先ちょっとで31.52m(今度極上の肥料おごるわ~)。

さっそく測定。いい感じじゃん!!

測定時は、SWRの底が1.835MHzだけど、いい感じだよ~ うれしいなぁ。
アンテナ単体でSWRを下げるのが目標だった。
(チューナー併用が必須な環境では電波出したくなかったので。。。
気持ちの問題? 贅沢かもね)

周波数は、ラジエーターの長さだけで調整したけれど、結構シビア。
何回ラジエーターの長さを調整したことか。。。アンテナ調整は気合も必要だなぁぁ。
実際の調整は、周波数が低めだったので、5.1mのラジエーター・エレメントは切らずに、
折り返して、ぎゅっとまとめた。

でも結局、風? ときどきSWRが変化するみたいなので、
その時は、リグのチューナーをちょっと使うことに。。。あちゃぁぁ。

片付けして、さっそくシャックにGO!
1.84MHz FT8をワーーチ~!!!!
※ちょっと時間が早かった。。。。日暮れまで「マテ!」状態。
まだ日が出てて、だれも聞こえない。。。。

さて、カウンターポイズは1.0mmのアルミ線なので、そのうち強風などで切れると思う。
その時は、もうちょっと強度のあるワイヤーに変更する予定。

実験的には、18mちょいで100円(税別)のアルミワイヤー(商品名はアルミ自在ワイヤー)はコスパ良すぎ。。。
これを2本つないでカウンターポイズに使ってる。

コイル用に1束(100円)、カウンターポイズ用に2束(200円)、コイルのボビン用にドリンク・ボトル400ml1個(100円)。
メイン材料は、合計4ダイソーだよ~!
(ダイソー好きだよ!)

トロイダルコアは、FT240-43は、1個1000円ちょいかな(ヤフオク)
でもさ、いいかんじのコスパでアンテナできそうだよ。

おまちかね!!!
日暮れ後、160mb人生初QSOは、JA2HMDさん!
ありがとう! 劇超うれしい!!

しばらく160mbでQRVして合計4局とQSO!


みなさんThanks!!!

さてさて、コンテストの時(CW/Phone)は、周波数違うよなぁぁぁぁ。どうする?
再調整かよ~!

1.8MHz に出れるようになって良かった~!!
次は18/24MHzの2エレかな?