クリエイト 330V-2のメモ。
ヤフーショップの店で購入。2020年12月。買値103,260円(後日20,386円ポイントバックあり。ヤフーポイント、Paypayポイント、Tポイントの合計、実質82,874円)現在は価格は変更されている模様。
開封してみた。
がんばれば、1人でも設置できた。(ただし自己責任で作業のこと。)
ざっくり以下の手順。
地上で、両方のエレメントの組み立て
マウントをマストにゆるく仮固定
マスト上でエレメントを片方ずつマウントに差し込む(この1本目が大変だった)
※もう片方は、コツをつかんだのですんなり作業できた
マウントの固定
ケーブルを接続したマッチングボックスの取り付けと
エレメント取り付け金具は別包装になっている。
マウント金具にエレメントを仮組みしてみる。(注意:この組み合わせは間違い)
マウントとエレメントの仮組み(正しい組み合わせ。マウントの折り目が手前に来る)
エレメントエンドのブラケットと、エレメントは、タッピングビスで固定する。タッピングビスは、ここ(両エレメント)の2本だけ。
エレメントの差し込み部分は、テナメイト(電導グリス;ナガラ)を塗ってから付属ボルトで固定した。はみ出したテナメイトはきれいに拭き取った。
付属のボルト・ナットでエレメントのつなぎ目を固定。工具はダイソーで揃えた。
つなぎ目とボルト・ナット部分の防水加工。自己融着テープで保護した。
330Vー2の(ー1も同様)エレメントの要調整箇所は一箇所(両側で合計2箇所のみ)。それ以外はネジロック(ケミカルのネジ緩み止め)で固定した。ネジロックはアマゾンで購入。
エレメント用金具はこの袋の中に入っている。
エレメント先端のTエレメントの手前のエレメント。赤いマークは、上側の表示。
エレメント先端の調整箇所の固定金具。SWR値を測定して大幅にズレている場合はここを緩めて再調整する必要がある。一度エレメントをV字に固定した後の作業になるので、この調整は大変だと思う(私はやらずに済んだ)。
エレメント長の調整箇所の金具。
内側にナットが入るようになっている。
コツさえつかめば、組み立ては容易。
調整箇所のあるエレメントの更に先にはT型エレメントを固定する。
ボルトの穴が始めから開けてあるので、付属ボルトで固定する。内側に電導グリスを塗った。ボルトはケミカルで緩み止め加工した。
ここは調整の余地なし。外れないようにしっかり固定するのみ(ケミカルでネジロックがベターだと思う)。
固定後のTエレメント。液体のネジロックが少しはみ出した所が青く見える
Tエレメントはステンレス・ワイヤーがよじってある。Tエレメントの固定部分も自己融着テープで保護した。
エレメント長調整箇所の接続部分。
330V-2のトラップ・コイル。片側に2個、全部で4個ある。
アンテナ(アルミパイプ)の表面にテナメイト(アンテナ表面保護塗料、ナガラ)を2度塗りした。透明なので目立たないけれど、しっかりエレメント表面を保護している。塗った部分は導通がないなので、接続部分には絶対に塗ってはならない。
もし仮に間違えてテナメイトを塗ってしまった場合は、ワイヤーブラシなどでテナメイトを徹底的にはがす。その後、必ずテスターで導通を確認すること。(一部ミスした部分のテナメイトをはがした)
330Vの組み立て取説。わかりやすい。
マッチング・ボックスはエレメントのブラケット部分に取り付けることになる。
マッチング・ボックスの内部の様子。組み立て後、エレメント長と、内部のコイルで調整する(できればしない方が良い)。
私の場合は、SWRを測定した結果、LaとLbのクランパ部分を2ミリ、コイル側を伸ばした(周波数を下げた)。プラスドライバーでネジを2箇所緩めてコイルのはんだメッキした先端をずらす。
調整は3.560MHzを目標にする。SWRはこんな感じ。
3.561MHzがSWRの底なので、もうちょっと同調点を動かしたいところ。
マッチング・ボックスの外観。
マッチング・ボックスからは、コントロール・ケーブルと同軸ケーブルの2本を取り付ける。コントロール・ケーブルの端子はゴムが使用されているので防水面では安心。M型コネクター側は、自己融着テープで保護が必要。
マッチング・ボックスの内部。
マッチング・ボックスとコントロールケーブルの接続部分(7芯ケーブルを使用)。4番と5番がわかりづらい。5番は右下。その上が4番。
エレメントのブラケット部分。前後の折り曲げた部分がエレメント側に来る。
コントロール・ボックスは、3箇所のボルトで固定する。左右のエレメントに1箇所ずつで計2箇所。中央下部1箇所。合計3箇所。
コントロール・ケーブルは7芯を使う。色は任意だけれど、説明書通りだと間違いが無いと思う。
コントロール・ボックスの、コントロール・ケーブル取り付けのようす。
この後、キャップをネジ込んでケーブルをがっちりはさむ。
コントロール・ケーブルは、取説通り、コントロール回路のコイルやリレーに近接しないように、コントロール・ボックスの下部にまとめる。結束バンドなどを利用して固定するのが良い。結束バンドを利用した。
1人で設置する場合のコツ。まず風の無い日を選ぶ(重要)
330Vのブラケットをマスト最上部より少し下に仮固定する。それより上側のマストは、左右のエレメントが落下しないよう仮固定する用途で使う。
ブラケットのマストへの取り付けUボルトが2本あるので、下側のUボルトだけを最大限ゆるく固定する。ゆるくても、落下しないように注意。
左右のエレメントをブラケットに差し込んで固定するのが最大の難関。
ゆるゆる仮固定のブラケットを斜めにして、エレメントが垂直に近い状態で差し込めるようにする。エレメントは垂直に近いほうが差し込みやすい。
片方のエレメントをマストに沿って持ち上げる。
マスト上部で落下防止として、およそ2.5mくらいの長さをとって、ロープでルーズにエレメントを結ぶ。
ブラケットの上部20~30cmくらいで結束バンド30センチくらいのを2本つないで輪っかを作り、マストと片エレメントをゆるーく固定。エレメントはある程度、斜めになるので、エレメントのエンドをブラケットにはめる。20~30cmの位置をずらしてエレメントがブラケットに入るように調整する。
ここはがんばるしかない。エレメントを傾け過ぎると、エレメントを支えきれずに落下する恐れがあるので、厳重に注意して作業する。(私の場合のメモ。各自は自己責任で)
ブラケットにエレメントの端が入ったら、エンド部分をタッピングビスで固定(結構きついのでがんばって締める)。その後、慎重にU字金具でエレメントをブラケットに固定する。これで片方のエレメントの固定ができあがり。この時(固定する前に、トラップコイルの水抜き穴が下にくるようにする。トラップコイルの表面に貼ってある黄色いシールの反対側が水抜き穴。つまり、トラップコイルの黄色いシールが上側に来るようにエレメントをブラケットに刺す。つまり、左右でエレメントの組み方は反対になる。エレメントエンドのマッチングボックスに接続する部分のボルトが同じ側に来るようにしなくてはならない。
ちなみにT字エレメントの向きは180°しか変更できない。取説ではTエレメントは地面に対して水平になるようにと書いてあるけれど、微妙にずれている気がする(うちのは)。
ブラケットの固定に失敗して、エレメントが落下してしまわないように、ロープでエレメントを結んでマストのどこかに結んでおくなど、万が一の場合を想定して作業するべき。
両側のエレメントがブラケットに固定できたら、ブラケットを固定しているU字ボルト2本でしっかり固定する。この後、ブラケットにマッチング・ボックスを固定するんだけど、マッチング・ボックスを固定する前に、マスト上のどのくらいの高さに330Vを固定するかを決める必要がある。つまり、マッチング・ボックスを固定した後は、マストの位置を変更できない。もし上下移動させたい場合は、片方のボルトと中央下部のボルトを外す必要がある。片側のボルトだけは残すことが可能。
つまり、片側だけのボルトを外してマッチング・ボックスをずらすと、アンテナを上部に移動できる。
アンテナ直下でアンテナ調整を行ったので、330V-2のコントローラーは屋外に出して使った。傷が付かないようにラップ剤で保護して利用した。
組み立て前の各パーツの様子
開封直後のエレメント(梱包材として新聞紙がいっぱい入っていた)
U字金具は大2本、小2本。大はマスト固定用、小はエレメント固定用。右のアルミ製コの字金具は、マッチング・ボックス固定用。
エレメント・ブラケット。マスト固定側の反対側にエレメントとマッチング・ボックスが付く。
エレメント組み立て前にテナメート(電導グリスを塗った)
その後、付属ボルトで固定した。
はみ出した電導グリスはきれいに拭き取った。
エレメントをボルトで固定する。
3.8MHzは現状ではこんな感じ。
(1か月くらい後、なぜかもうちょっと良くなった。チャンスあれば、設置してしばらくたった後の特性を「メモ。」に書くかも)
3エレより聞こえる時がある。切り替えて良いほうを使っている。相手局に方向が厳密にあっていない時に使えそう。方向が合えば、もちろん3エレのほうが飛び/受けともに上。
もちろん、21/28MHz(SWR測定値は省略)も使える。設置に必要なクリアランスが小さい割には、効率の良いアンテナだと思う。