昨日は、自作ダイポール・アンテナ(3.5/7/18MHz)のメンテナンスをした。
■このアンテナの履歴
No.1
当初2バンド用のアンテナとして、7/18MHzのデュアル・ダイポールアンテナを自作した。エレメントはダイソーのアルミ線。この時の同調用コンデンサは同軸ケーブルを利用。晴天時は調子よく使っていたが、雨天時に電波を出したら急にSWRが低下した。
アルミ線の接続部のカシメが甘かった(スパークした模様)。
No.2
エレメントをシリコン被覆線で、トラップ・コイルの同軸ケーブル流用コンデンサをやめて固定コンデンサで作り直した。接続部分をガッチリはんだづけした。晴天時は調子よかったけれど、またしても雨天時アンテナ・チューナで強引にSWRを落として使ったら、急にSWRが落ちなくなった。
18MHzのトラップ・コイルで使っていたコンデンサ10pF 3kVがスパークして焦げていたので10pF 6kVのものに交換した。その後は快適。そんなに入れてないのにな。
No.3
No.2のアンテナに、3.5MHzを追加して3バンド用のアンテナに改造した(7MHz用トラップ・コイルと3.5MHz用エレメントを追加)。
改造後、しばらくは調子よく使っていたけれど、またまたまた、雨天時アンテナ・チューナで強引にSWRを落として7MHzで使った以降、7MHzの調子が悪くなった。晴天時でも、7MHz FT8で連続して電波を出しているとSWRがだんだん上がってくるようになった。SSBやCWでのQSOでは、あまり影響を感じなかったけれど、FT8で使えないのは困る。3.5MHzと18MHzはFT8でも影響なし。
No.4
昨日、アンテナ不調の原因を調べたてみた。7MHzのトラップ・コイルのコンデンサが割れていた。コンデンサに力がかかるような実装ではないので、ミスマッチ状態での使用時に耐圧不足になってコンデンサが割れたのかも。200Wでも状況ではこんなふうになるのか?
割れたコンデンサは取り除き、同じ規格のコンデンサ22pF 6kV 2個を直列にして交換した。計算上は耐圧12kVに強化(もちろん両側のトラップ・コイル)。コンデンサの合成値が微妙に変化したらしく同調点がずれた。トラップ・コイルのひげエレメントで微調整した。
追加で、むき出しだったコンデンサと、はんだづけした各接続部分をシーリング材で防水してみた(このシーリング材、やたらべたべたするので、触りたくなくて施工が雑)
7MHz FT8 200Wで送信テストをしてみた。OK。3.5MHz、18MHzも同様にOK。
No.5(計画)
トラップ・コイルの雨対策。トラップ・コイル全体を防水カバー的なもので保護して、雨水の影響がでないようにしたい。ただしトラップ・コイルと防水カバーが密着しないようなクリアランスが必要じゃないか?と思案中。 雨天時、エレメントが濡れるのは防ぎようがないかな。時間があるときに実験してみたい。