昨日はせっかくの土曜日なのに雨のち雪だったので、アンテナ工事はできなかった(東京は初雪だった。積もらなかったけど)。
今日は快晴。風もおだやか。朝から7/18MHzデュアル・ダイポール・アンテナの調整と設置工事をした。
作業手順
①18MHzのエレメントだけを張って、18MHzの使用周波数で調整
②①の両端に18MHzのトラップコイルと7MHz用のエレメントを付けて、7MHzの使用周波数で調整
③7MHzと18MHzで調整
自作したトラップコイル(と調整用ヒゲ)。給電部は写真のさらに右側
写真左側にある(味の出てる、つうか風化した)柱は、カラスよけのために10年くらい前に設置したもの(屋上にカラスが頻繁にきていたので、屋上の四方に立ててみたもの。それを利用してアンテナを張った。
7MHzのSWR。7.096MHzで1.06。良い感じ。
18MHzのSWR。バンドの下側にSWR最低点があるので、後日もうちょっとエレメントを短くする予定。(このままでも十分使えそうだけどね)
7MHz/18MHzデュアル・ダイポール・アンテナの主な材料
※当初はアルミ線を使っていましたが、その後、被覆線に変更しました。
500mlドリンクボトル 1個(ダイソー)
アルミ・ワイヤー2.0mmX4.7m 4個(ダイソー)
圧着端子、ネジ(ダイソー)
バラン (コメット)
エレメントの構成
(各エレメントの切り出した寸法。ここから切り詰めて調整)
415cm—-トラップコイル5cm—-361cm—-バラン(給電部)—-361cm—-トラップコイル5cm—-415cm
シミュレーターMMANAで設計した値より7MHzのエレメントが短くなった。実際に作った時にトラップコイルの巻数が設計よりも多くなったのが原因かな?
アンテナの全長は15mくらい。このくらいだと設置も楽だった。
結果も良い感じ。
追記:負荷が多そうなFT8で200Wでも、当初は快適に使用できていた。しかしその後、アルミ線のエレメント接続部分がスパークしてSWRが不安定→高SWRになってしまった。そこで、トラップコイルはそのまま、エレメントは同じサイズの被覆線を使って作り替えた。
降雨時のスパーク対策:
アルミ線を被覆線に変更(接続部分に問題があったため。カシメが弱かった??)
トラップコイルの同軸ケーブル利用のコンデンサを固定コンデンサ(10pF/6kV)に変更
各接続部分はガッチリはんだ付け
以上で調整して、現在も使用中。7MHzは全長15mくらいに短縮してあるけれど、国内はもちろん、海外とも、まぁまぁな感じ。
さて、外と無線室は同軸ケーブルを1本しか通してない。今度は、同軸ケーブル切り替え機を作らなきゃ。(ローテーター制御用ケーブルとして20芯のケーブルを通してある。このうち7芯はローテーターで使用中。残り13芯分は未使用なので、これをアンテナ切替器の制御に使う予定)